当院の放射線・検査課では主に脳疾患に関する各種検査を行っております使用する装置のご紹介です MR(磁気共鳴画像)機器 SIGNA Exproler (1.5T)・OPTIMA 360 (1.5T) SIGNA Exproler OPTIMA 360 MR検査は、強い磁気と電磁波を使用して、体の断面や血流を画像化する検査です。脳神経外科領域では、脳梗塞や脳出血の早期発見、血管の狭窄や閉塞、動脈瘤の有無の確認など、多岐にわたり用いられています。また、撮影中は非常に大きな音が発生しますが、X線を使わない為、被曝することはありません。2台のMR装置が稼働しており、来院していただいた日に検査と診察が行えます。※ 血管の検査は予約制となっていますので、あらかじめご連絡ください。※ 高磁場の為、ペースメーカーや人工内耳等の体内金属のある方は検査できません。 脳梗塞 閉塞血管 CT機器 Brightspeed(16列) CT検査は、X線を多方向から照射することで断面の画像をつくる検査です。現在稼働している16列マルチスライスヘリカルCTは、らせん状にX線撮影を行うことで撮影時間の短縮と被曝の低減が可能となっています。脳神経外科領域では脳出血や微細な骨折の描出のほかに、造影剤を用いた高解像度の血管撮影などが行われます。 脳出血 CTA X線機器 REJIUS 110 (CR) X線検査は、いわゆるレントゲン写真です。外傷による骨折や、脊椎などの変形といった骨の変化を調べます。イメージングプレートを用いたCR方式により、フィルムを使用せず、撮影後すぐに診察室へと画像が送られます。 血管撮影機器 Cios Alpha (FPD) 血管カテーテルとX線を用いて、脳血管や頸動脈を詳しく観察できます。血管の検査だけではなく、心原性脳塞栓症に対する緊急性の高い血栓除去や頸動脈の高度狭窄に対するステント留置術、脳動脈瘤に対するコイル塞栓術といった手術も行っています。 エコー検査 エコー(超音波)検査によって、からだの外から、血管の中の状態を診断することができます。首の血管(頸動脈)は、脳や心臓の血管をうつす鏡です。頸動脈の動脈硬化がすすんでいると、血液の通り道が細くなって、血液が流れにくくなり、脳卒中をおこす危険が高くなります。また、心エコーでは、不整脈・心臓内の血栓の有無をチェックできます。 動脈硬化度測定 両手・両足首の4ヶ所の血圧を同時に測って、閉塞性動脈硬化症(ASO)を診断する検査です。四肢の冷感・痺れ、歩行時の痛みなどの自覚症状が出現する前に病気を早期に発見できます。 心電図 手首と足首、胸がみえるようにして検査します。心臓の動きを調べることができ、不整脈、心肥大、心筋梗塞、心臓偏位などの心臓の異常の発見や診断に欠かせない検査です。 脳波検査 皿電極を頭全体につけて検査します。脳が活動すると、脳細胞の中には微弱な電気が流れます。その脳細胞の電気的変化を、頭に付けた電極で記録して、脳神経の働きを調べる検査です。脳波検査は、てんかんの診断・病型判定、けいれんや意識障害の表か、器質性脳障害や睡眠異常の診断等に用いられます。